適度な消毒

2020/06/02 ブログ
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最近、お世話になっているクリニック内でも喉の違和感や皮膚の炎症を訴えている方が多いように思います。そう思っていた時に以下の情報が入ってきました。

世界保健機関(WHO)は5月16日、複数の国で実施されている路上での消毒剤散布には新型コロナウイルスを除去する効果はなく、むしろ健康上のリスクが生じると警告した。

道路や歩道は新型ウイルスの感染原とはされておらず、屋外であっても消毒剤を散布すると「人間の健康に危険」を及ぼす恐れがあると指摘した。

人への消毒剤散布については「いかなる状況下においても推奨されていない」と強調。「身体的にも精神的にも害を及ぼす可能性がある上、感染者が飛沫や接触によってウイルスを拡散させる可能性が減るわけでもない」と説明した。

また、塩素などの有毒な化学物質を人に散布することで、目や肌の炎症や気管支けいれん、胃腸への影響が起きる恐れもあるという。

そして、「人への散布」ではないにしても、現在、日本を含めた世界中の人々が、これらと同じ性質を持つ薬剤で、「過剰で無意味な消毒行動」を取り続けています。

WHO が指摘する物質「目や肌の炎症や気管支けいれん、胃腸への影響が起きる恐れもある」が、日常の大気中に漂い続けているわけです。

新型コロナウイルス対策として、一般的に消毒剤として用意されているものは、第4級アンモニウム塩とか次亜塩素酸ナトリウムなど、様々ありますが、すべて体に悪いのです。

そして、これらのような消毒剤・殺菌剤の最も重大な人体への作用のひとつが、

肺の損傷」です。

漂白剤や一般的な消毒液が、致命的な肺疾患のリスクを高める可能性を示す研究結果が発表さました。この研究は、定期的に化学物質を吸い込むことで、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) を患う可能性が最大32%も増加することを明らかにしました。

アメリカのハーバード大学とフランスの国立健康医療研究所 が共同で行った30年にわたるこの研究は、アメリカ国内で5万5千人にも及ぶ看護師がこの疾患を抱えていることに着目したもので様々な職種の中で「肺疾患をおこしやすい職業のひとつが看護師」だということが、この研究が始まった理由なのだそうです。

ふだん最も衛生に気をつかっている看護師さんたちが、次々と重症の肺疾患に陥る理由の一つが消毒剤にあるということだったのです。

こういうものは、いわゆる家庭にあるハイターとか、そういうものと同じものです。

そのような日常的なもので、「 COPD が 32%増加」というのは恐ろしいです。

COPD は、タバコ病を吸う方がなるというイメージがありますが、喫煙者と非喫煙者に、こんな大きな差は出ません。

適度な消毒ならともかく、消毒剤を使った過度な殺菌にはお気をつけいただきたいと思います。少なくとも、「大気中に消毒剤が噴霧されて肺に入るような状況」は避けるべきだと思います。

先日、奈良大学でオゾンガスがウイルスに効果があると発表してましたが、これも何十年も前にわかっていたことでした。これから対策として準備するならオゾン発生器が良いのかと思いました。