過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、西洋医学では原因不明と言われている病気です。精神的なものとされ、薬を処方されますが、良くならない方が多く日常生活・仕事・学校生活などに大きな影響を与え困っている方がたくさんいらっしゃいます。
過敏性腸症候群は、決して治らない症状ではありません。心と身体を整えていくことで改善していきます。
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、「慢性的にお腹の調子が悪い」と感じる腸の機能異常に関する症状の総称です。この病気は血液検査や内視鏡、レントゲン等を用いた検査ではわからず、身体機能には、特に異常が見られないのにも関わらず腸の不調が起こります。
過敏性腸症候群は、20代から30代にかけて発症する人が多く、軽度の腹痛や膨満感、便秘と下痢を繰り返すといったものから、食後腹部に違和感を感じ、排便後は腹痛が収まる方も多くおられます。
過敏性腸症候群の方は、消化器科を受診される方が多いですが、ストレスと密接な関わりを持ち、心身症のひとつであると考えられています。過敏性腸症候群の方は薬で抑えることはできても改善することが難しいように感じます。
過敏性腸症候群の症状
30代の日本男性に最も多い下痢型。下痢型は食後の数時間の内にお腹が緩くなり、薬が手放せなくなり、それがストレスとなって、慢性化及び悪化するケースが多く見られます。
次に便秘型。腸管が痙攣を起こして便が停滞することによって便秘の症状が現れます。このタイプは腸の動きが鈍ることによって起こる一般的な便秘とは異なりますので、適切な治療が必要です。
2つの症状が交互に現れる交替型。下痢気味だと思ったら水分量の少ないコロコロした少量の便しか排出されない便秘になります。
過敏性腸症候群の原因
過敏性腸症候群の原因は様々です。下痢や便秘、おならの症状が現れますが、その原因はストレスだと言われています。
脳と腸内は密接な関わりがあると言われており、検査結果として異常は見られなくてもストレスにより腸機能に異常を起こしてしまうのがこの病気です。
ストレスによって自律神経が乱れ交感神経が優位に働くと消化器系の働きが低下してしまいます。自律神経とストレスは密接に関係しています。過敏性腸症候群が薬で治りにくいのは、このようなことが関係しているからだと思います。
臨床での考察
今まで過敏性腸症候群の方を施術してきて感じたことは、内臓に出ている神経を支配している背骨の歪みが強く出ているということです。それと骨盤が固く動きが悪いということです。またストレスに関しては学校や職場のストレス、夫婦関係や親との問題などが原因として多いです。
施術は骨盤と背骨の調整とカウンセリングが必要になることが多いです。施術を繰り返すことで救急車で運ばれなくなった方や薬が不要になった方はたくさんいらっしゃいます。
薬を服用しても改善しなかった方は、一度ご相談ください。体と心、思考のクセを知り、体を整えていくことで、本来の自分を取り戻すことができる可能性はあります。
皆さんの選択肢の一つに整体という民間療法が認知されることを願っています。
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