仙台にある整体院の症例報告25 首の痛み、腕から手のしびれ、顔面のしびれ 

2019/08/05 肩こり、首の張り
肘

症例25 むち打ち 首の痛み、腕から手のしびれ、顔面のしびれ

 

性別 女性30代

初診H28.8

 

症状

 

H28年の3月に車で信号待ちしていたところ、後方から衝突され頚椎を損傷しました。症状は右顔面のしびれ、右上腕部から手にかけての痛みとしびれ、頭痛、不眠などでした。整形外科で電気、牽引、痛み止めで6か月治療するも症状固定で治癒になりました。当院に来院された時の症状は右腕の痛み、頚椎の運動制限、頭痛でした。

 

触診・視診・検査 頚部の筋緊張強い、頚椎1番・2番・7番の捻じれが強い、首を上に向けると痛みと腕のしびれが強まる、右腕の筋力・握力が低下

 

 

整体施術と経過

 

この方は、外力によって頚椎の歪みが強く残っていました。病院で6ヵ月も治療を受けて何も変わらないと嘆いていました。本当に必要な施術をしないと時間をかけても良くなりません。

毎回、首の関節を優しく調整し、肩関節の調整を繰り返すことで、穏やかに首の痛みと腕から手のしびれは回復していきました。長期的になりましたが首が安定することで顔面のしびれも改善していきました。毎日、首のアイシングを続けてもらいました。

 

 

考察

 

この方は、根本的なところが治療しておらず、大変な症状を抱えておられました。交通事故はによる外傷は、疲労によって歪むものと違い急激な力によって歪むので神経症状が強く出ることが多いです。頚椎が不安定な状態ですので、頚椎の間隔が狭いという理由で牽引するのは危険なことも多いです。

この方は6か月経っていても頚部の熱感が強かったです。頚椎の配列が悪いと潤滑が悪くなり、熱の排熱作用が低下するのでうつ熱が起こります。そうするとその熱を冷やそうと体の水を集めてきます。膝に水が溜まる原理はこのような機序で起こります。

毎日やっていただいたことは、首のアイシングと極力歩いてもらうことでした。アイシングで熱を捨て歩いて骨盤を安定させたことで、良い方向に向かうことができました。正しいアイシングの知識が広まることを願っています。